足利将軍家と桓武天皇ゆかりの禅寺として壮大な規模と高い格式を誇り、京都五山の第一位とされてきた。 「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
境内社の野宮大黒天は縁結びの神として有名で、大黒天に参詣し、その横の「お亀石」をさすれば願いが叶うと言われている。 鳥居は樹皮がついたままの「黒木の鳥居」で、古代の鳥居の形式を伝えている。
弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。1,200年の歴史を誇る。 時代劇・ドラマのロケ地としても有名。
清凉寺の前身は光源氏のモデルといわれる嵯峨天皇の皇子、源融の山荘「棲霞観」。 春と秋に特別公開されるインド・中国・日本の三国伝来の釈迦像は、いずれも国宝に指定されている。
松尾芭蕉の弟子、向井去来の別荘として使用されていた草庵で、去来がこの草庵について書いた「落柿舎ノ記」がある。古い家の周囲には40本の柿の木があったという。 庭の柿を売る契約をしたのちに、柿が全て台風で落ちてしまったことが名前の由来。
古来より紅葉の名所として知られる小倉山の中腹に寺域を占める日蓮宗の寺院。
二尊院の名は本尊に釈迦、阿弥陀の二尊を祀るところに由来する。 総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として知られる。
「平家物語」悲恋の尼寺。 平清盛が愛した祇王・祇女、仏御前が尼僧として余生を過ごしたと伝えられている。 紅葉の名所。
嵯峨野を基点に保津川渓谷に沿って丹波路亀岡に至る7.3kmをおよそ25分で結ぶトロッコ列車。 四季折々の景色が楽しめる。
嵐山の中心を流れる大堰川(おおいがわ)では、平安時代にお公家様がお船遊びをされたことに端を発し、明治の初めから観光用として屋形船が遊覧している。
化野は東山の鳥辺野(とりべの)、洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地であり、風葬の地として知られる。 毎年8月23・24日に灯明をあげ、幽玄な千灯供養を行う。
丹波亀岡から京都の名勝嵐山までの約16kmの渓流を約2時間で下るスリルある舟下りを楽しめる。 峡谷一帯はサクラ、ツツジ、カエデなどが多く、四季を通じて景観に恵まれている。
嵐山の中腹にあり、数え年で13歳になった男女が「十三まいり」の祈願に全国から訪れる。 『針供養』『漆祖神』のお寺としても全国から信仰を集めている。
701年(大宝1年)に創建された京都最古の神社の一つで、秦氏がこの地に神殿を建立したのが始まりとされる。 醸造祖神としても有名で全国の酒造家から格別な尊崇を受けている。
庭園内を約120種類の苔が覆い、緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさから苔寺(こけでら)と呼ばれる。 「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
一年中、鈴虫の鳴き声が絶えない鈴虫寺。 願い事を一つだけ叶えるという、わらじを履いた「幸福地蔵」や茶菓子のもてなし、住職による「鈴虫説法」も人気。